導入文
子育て中の毎日のご飯づくり、正直とても大変ですよね。
小さい子どもがいるとゆっくりキッチンに立つ時間はなかなか取れず、気づけば「今日もレトルトで済ませよう…」となってしまうこともしばしば。
外食や宅配サービスを利用すれば時短にはなりますが、どうしてもコストが高くなってしまいます。数日ならまだしも、子育て期を通してずっと利用するのは家計的に難しいと感じていました。
そんな中で「手間を減らしつつ、家計にも優しい方法はないかな?」と考えて導入したのが、シャープの自動調理鍋・ホットクック KN-HW16G です。
実際に1年間使ってみると、便利さに感動する場面もあれば、「ここはちょっとイマイチ」と思う場面もありました。この記事では、ホットクック KN-HW16Gを実際に使って感じたメリット・デメリットを、子育て家庭の視点から正直にレビューしていきます。
ホットクック KN-HW16Gを買ったきっかけ
料理の時間が大きな負担だった
子どもが小さいうちは、とにかくキッチンに立つ時間が制限されます。
「ご飯を作らなきゃ」と思っても、子どもは一人で大人しく待っていてくれるわけではありません。
テレビをつけて気をそらしたり、途中まで一緒に遊んで「夢中になった今がチャンス!」とキッチンにそっと抜け出したり……。そんな工夫をしても、数分後には飽きてしまい「ママ〜!」と泣きながらキッチンまでやってきます。
泣いている子どもを横目に包丁を持ったり火を使ったりするのは正直とても大変で、焦る気持ちから料理の手際も悪くなりがちでした。
「いっそのこと料理をしなければ、この負担から解放されるんじゃないか」
そんな考えから、宅配弁当のナッシュや宅食サービスを調べ始めたこともあります。確かに便利で時短になるけど、長期的に使うのはどうしてもコストの問題が気になってしまいました。
宅配サービスは高くて続かない
ナッシュなどの冷凍宅食サービスは、献立を考える必要もなく、温めるだけでご飯が完成するのは大きな魅力です。
ただ、実際に料金を見てみると送料含めて 1人1食あたり700〜800円ほど。我が家は大人2人と幼児なので、3人分をそろえると1食で2,000円を超える計算になります。しかも量は控えめで、大人にとっては少し物足りないかも…。
「これを子育て期間中ずっと続けるのは、さすがに家計に大きなダメージだな」と感じました。
そこで考えたのが、「節約」と「時短」をどう両立させるか、ということです。
やはり食費を抑えるには自炊が基本。ただ、自炊には食材の買い物もセットで必要です。小さい子どもを連れてスーパーに行くのは大変なので、週末にまとめ買いして冷凍保存するのが現実的だと考えました。
あとは「料理そのものの時間」をどうにか短縮できないか……。
そんなときに目に留まったのが、自動調理機「ホットクック」の存在でした。調べれば調べるほど「これは便利そう!」と感じ、導入を真剣に考えるようになったのです。
レンティオで試してから購入した体験談
「ホットクックがあれば節約と時短が同時に叶うかもしれない」と考え、試してみたくなりました。私が選んだのは2~4人向けの ホットクック KN-HW16G。価格は約36,000円と、家電としては決して安くありません。
正直なところ、「本当に使いこなせるのかな?」「無駄金になったらどうしよう」という不安が大きく、いきなり購入する勇気はありませんでした。
そこで見つけたのが レンティオのレンタルサービス。1か月1,100円で新品がレンタルできたため、最低レンタル期間の3か月だけ試してみることにしました。
実際に使ってみると、思った以上に便利で、あっという間に手放せなくなりました。特に感動したのが みそ汁。材料を切って調味料と一緒に入れるだけで、手軽なのに自分で作るよりおいしい。気づけば「みそ汁専用機」と化していて、ほぼ毎日稼働していました。
結局、そのままレンティオで購入することに。借りていた期間のレンタル代を購入価格から割り引いてもらえたので、結果的にほかで買うのと変わらない値段で手に入れられました。
買ってから後悔しなかった大きな理由のひとつは、やはり 手軽さ。材料をセットさえしてしまえば、キッチンを離れても安心して料理を任せられるという点で、わが家にとって欠かせない存在になりました。
ホットクック KN-HW16Gを1年使って良かった点
手放しで1品完成する
ホットクック KN-HW16Gの一番の魅力は、やはり 材料を入れてスタートするだけで1品完成すること。
火加減の調整や、かき混ぜなどをすべて自動でやってくれるので、調理中はキッチンに張り付いている必要がありません。
その間にもう一品のおかず作りに集中できたり、子どもと遊んだりと時間を有効活用できるのが本当に助かります。
「料理中に泣かれると困る」というストレスから解放されたのは、子育て家庭にとって大きなメリットだと感じました。
予約調理で帰宅後すぐごはんが食べられる
ホットクックには予約調理ができるメニューが数多くあります。みそ汁やかぼちゃの煮物などのメニューで使え、出かける前に材料をセットして予約しておけば、外出先から帰ってきてすぐに出来立てのご飯が食べられます。予約は最大12時間後までできるので、仕事前にセットしておけば帰ってからバタバタせずに済みますね。
私も予約調理を極めるために、レシピ本を購入して色々作っていっていますが、どれも美味しくて便利で気に入っています。
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食材から出る水分を逃がさずうまみが凝縮
ホットクックは無水調理が得意です。食材から出る水分を利用して調理するので、入れる水は最小限。これによって うまみが凝縮され、手作りよりもおいしいと感じることが多いです。
特に感動したのが みそ汁。
鍋で作るときは600mlほど水を入れていましたが、ホットクックなら300mlにしています。具材からうまみがしっかり出て、水の量以外はすべて同じ材料なのに、驚くほどおいしく仕上がります。
カレーも同じで、パッケージには「水700ml」と書いてあるところ、ホットクックでは200mlしか入れていません。ひき肉でドライカレーを作るときには無水です。それでも野菜や肉の水分で十分、むしろ濃厚でおいしく仕上がっています。
惣菜+みそ汁で栄養バランス◎
子育て中は「今日は疲れたからお惣菜で済ませよう」という日もありますよね。
そんなときでも、ホットクックで みそ汁やスープを1品追加するだけで栄養バランスがぐっと整うので助かります。
また、総菜だけよりも満足感があるので、結果的に買う総菜の量を減らせて 節約につながるのも嬉しいポイントでした。
普段作らない料理に挑戦できる
ホットクックを導入してから、普段は作らない料理にも挑戦するようになりました。
例えば、温泉卵やクリームソース、蒸し野菜など。
「鍋やフライパンだとちょっと面倒」と思っていた料理が、ボタンひとつで作れるので、レパートリーが自然と増えていきます。
料理が苦手な私でも「これなら作れる!」と思えるメニューが増えて、結果的に料理自体を楽しめるようになったのも予想外のメリットでした。
ホットクック KN-HW16Gのイマイチな点
炒め物には不向き
ホットクック KN-HW16Gは煮物や汁物が得意ですが、正直 炒め物にはあまり向いていません。
食材から水分が多く出てしまうので、どうしてもべちゃっとした仕上がりになりがちです。
一応「炒める」モードもあるのですが、フライパンで作ったときのような香ばしさやパリッと感は期待できません。
そのため、炒め物はこれまで通りフライパンで作り、ホットクックには煮物やスープを任せる、という役割分担に落ち着きました。
調理に時間がかかることもある
ホットクックは「ほったらかしでOK」というのが魅力ですが、必ずしも 時短になるわけではありません。
例えば、みそ汁。具材を入れてスタートするだけで楽ではあるのですが、完成まで約30分かかります。
フライパンや鍋を使えば10分で作れるので、単純にスピードだけで比べるとホットクックのほうが時間はかかります。
また、ご飯も炊けますが、圧力炊飯器のほうが早く仕上がるので、我が家ではご飯は炊飯器、汁物や煮物をホットクック、と分けて使っています。
洗い物が多い
意外と負担に感じるのが 洗い物の多さです。
調理に使うパーツは、内鍋・まぜ技ユニット・内ぶた・つゆ受けなど複数あり、調理のたびにすべて洗う必要があります。
食洗機がないとちょっと面倒に感じるかもしれません。
ただ、食洗機があれば内鍋以外はすべて対応しているので、そこまで大きな負担にはなりませんでした。
子育て家庭におすすめな理由
「手間を減らす」というより「手を離せる」点が大きい
ホットクック KN-HW16Gを実際に使ってみて感じたのは、単なる「時短家電」ではなく “手を離せる家電” だということです。
包丁で切る・材料を入れるという手間はありますが、スイッチを押してしまえばキッチンを離れることができます。
泣き出した子をあやしたり、宿題を見てあげたりといった「料理以外の時間」を確保できるのが、子育て家庭には何より助かります。
また、もう一品料理を用意するときにもそちらに集中できるので、「気づいたら焦げてしまった」なんてことも避けられます。マルチタスクが苦手な方にもおすすめできます。
栄養のあるご飯を無理なく作れる
疲れていると、つい総菜やレトルトに頼りがちですが、ホットクックがあれば みそ汁や煮物など栄養のある料理を無理なく準備 できます。
材料を切って入れるだけでOKなので、忙しい日でも「とりあえず野菜を入れてスープだけ作ろう」と思えるのが大きなメリット。
栄養バランスを整えたいけど、手作りの余裕がない…という子育て家庭にはぴったりだと感じます。
外食や総菜に頼ることが減り、長期的には節約効果も大きい
外食や宅配は確かに便利ですが、家計に与える影響は大きいですよね。
ホットクックを取り入れてからは、総菜を買う日でも「ホットクックで汁物だけ追加」という形で済ませられるので、 外食や総菜に頼る頻度がぐっと減りました。
結果的に食費の節約につながり、長期的に見ると家計への効果はかなり大きいと実感しています。
まとめ|ホットクック KN-HW16Gは子育て家庭におすすめ
シャープのホットクック KN-HW16Gを1年間使ってみて、メリット・デメリットの両方を実感しました。
メリット
- 材料を入れてボタンを押せば手放しで1品完成
- 食材のうまみを活かした料理が作れる
- 惣菜や外食に頼る日も、汁物を追加して栄養バランスを整えられる
- 普段なら作らない料理にも挑戦できる
デメリット
- 炒め物には不向きで、べちゃっとしやすい
- 完成まで時間がかかる料理もある
- 洗い物のパーツが多い
デメリットもありますが、それを上回る「手を離せる安心感」と「栄養あるご飯を無理なく作れる点」が、子育て家庭には本当に助かるポイントでした。
外食や宅配に頼ることが減り、結果的に節約にもつながったのは嬉しい誤算です。
👉 「忙しいけど、できるだけ健康的なご飯を作りたい」 という方には、自信を持っておすすめできます。
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